久田雅隆プロフィール

1961年、愛知県に生まれる。

勉強はあまり好きではなかったが、図工や家庭科は得意で、すし職人の父の背中を見て育ち、その調理場を遊び場にしながら小学5年生のときには料理人になると決めていた。
両親は寿司屋を営んでいたため、厳しくしつけてくれたのは祖母。祖母が作る料理は子供たちには物足りなく感じ、洋食屋の店先にあるサンプルに憧れたことも。多忙の両親に変わり妹におやつなどを作りだしたのも小学生の時から。

高校卒業と同時に東京の板前割烹料理店に入り、和食を基礎から学ぶ。

修業時代、お客様から日本料理には西洋料理と比べてデザートの種類が少ないことを指摘され、その手始めにと、日本料理のデザートとしての水羊羹作りを勧められる。
そのお客様に首を縦に振ってもらえるようになるまでの2年間、試作を繰り返し、味を追求した。そのお客様の推奨を得て、店の品書きに加えられる水羊羹が完成。以来、デザートの分野を追求する。

1994年、独立を決意し、「割烹 久田」を開業。現在に至る。

久田が受け継いだのは明治生まれの祖母の舌。プロとなり、料理をしながら、祖母と同じことをしていると感じることもある。
「料理とは旬の食材の滋味を引きだす謙虚な作業。食材の命に、僕の手を少し加えて、食べる人の生きる糧にしてほしい。食べることは生きることだから。」

食べ物は私たちの体を創っていきます。
人はその人が食べた物の如くなる、とも言われます。

私たちが日頃食べている食べ物、飲み物から血液が創られ、細胞が創られていきます。
人はその人が食べた物の如くなっていくのです。
食べ物に手を抜くとしっぺ返しが大きいです。体と心に良い料理を作ることをいつも心掛けています。

僕の作った料理を美味しく召し上がっていただけることは、僕の喜びでもあります。

*久田雅隆と今清水隆宏のコラボレーションによる料理イメージ写真、広告用料理写真撮影ご相談下さい。